niku9's blog

素人がOculusRift + Unity + αでVRアプリを作る日々を綴るブログです

vuforia × Unity で簡単!ARアプリ開発

お久しぶりです。niku9です。

前回の記事ミクさんが腹筋を応援してくれるアプリ MikuMikuTraining を製作しました - niku9's blogでは、たくさんの方に動画をご覧いただけたようです。

ニコニコ技術部カテゴリランキング1位になったり、2万再生超えたりと、予想を上回る反響ぶりでした。皆さんありがとうございます!

MikuMikuTrainingもそのうちバージョンアップ版を投稿しますので、その際はまたよろしくお願いいたします!

 

さて、本題に移ります。

7時間ほど前に、非常に興味深いARライブラリ「vuforia」の存在を知り、Unityと組み合せてARアプリを作成したので、備忘録としてまとめます。

作成したARアプリはこんな感じです。

 

DeveloperProgram申請が終わればiPhoneアプリにできるはずです。

 

では、vuforiaをUnityで使用する方法についてまとめます。といっても、他の方がすばらしい記事をまとめているので、本記事はそれらの架け橋をする程度です。

※Unityはインストール済みとします。

 

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1. Unity Extension Vuforiaの ダウンロード

 

まずは、https://www.vuforia.comにアクセスし、必要なライブラリをダウンロードします。この手順については、以下の記事の「まずはダウンロード」の7番までを参考に行ってください。

無料ライブラリ「Vuforia」でARアプリを作る!②【ダウンロード・ビルド篇】 | 日本VTR実験室

 

7番までの手順を行ったら、以下のURLに移動します。

https://developer.vuforia.com/resources/sdk/unity

 

今回はUnityでの開発なので、左にある「Unity Extension」を選び「Download Unity Extension 2.8.7 for Android & iOS」を選択し、ダウンロードを開始します。 

f:id:niku9punipuni:20131229235022p:plain 

「 vuforia-unity-android-ios-2-8-7.unitypackage」というファイルがダウンロードされました。

 

2. UnityProjectへインポート

次に、Unityを立ち上げ、新規プロジェクトを作成します。

その後、先ほどダウンロードした「 vuforia-unity-android-ios-2-8-7.unitypackage」を起動すると、インポートが始まります。

f:id:niku9punipuni:20131230000455p:plain

 

インポートすると、Assetsの下にフォルダとファイルが作成されます。

f:id:niku9punipuni:20131230000712p:plain

 

 

3.  ARマーカーの登録 および Unityで簡単なARプロジェクトの作成

次に、自分が持っている画像をARマーカーに登録します。

ARマーカーの登録方法と、Unityで簡単なARプロジェクトの作成は以下の記事を参考にしてください。

Unity + VuforiaでARに挑戦する - Qiita

 

この記事ではARマーカーオブジェクトImageTargetの作成まで行っています。

カメラがこのImageTargetを認識した時、特定のオブジェクトを表示するにはImageTargetの子オブジェクトとして設定します。この画像だとhachuneがそれにあたります。

子オブジェクトはMMDでなく、まずは簡単なCubeで試してみるのがよいと思います。

f:id:niku9punipuni:20131230003716p:plain

 

以上で、簡単なARアプリは作成できるはずです。 

 

【終わりに】

私が作成したアプリのように、MMDモデルを使用したい場合は、MMD4Mecanimを利用します。使い方、ダウンロードなどはStereoarts Homepageへどうぞ。

なお、マーカーにお札全体の画像を使用すると通過偽造及び行使等第148条に引っかかるのかもしれません。なので、私はお札の一部分だけの画像をマーカーに使用することでそれを回避しています。

 また、お札は薄く、透過するので、財布などを下敷きにしないと認識率はガクンと落ちます。適切な特徴点抽出が必要だと考えます。そもそもvuforiaがどのような特徴点抽出方法なのか調査できていないので、今後調査したいと思います。(そもそも公開されているのかな?)

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。手軽にARアプリを作ることができますので、ご興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。